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歌词スピーナ

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作詞 カナコ
作曲 カナコ
唄 speena


あれはあたしがまだ8つの頃の話
パパとママと行った夢の動物園
大きなキリンが欲しくって 泣いた
そんなあたしにパパが与えたのは
とても可愛らしいコアラの女の子
作り手の過ちで口がないから
何も言えない女の子 スピーナ
それを両手に抱えてみつめるあたしに
パパが言ったのよ 名前はスピーナ
あなたに服は似合わない
脱がして捨ててしまいましょう
裸になったあなたを抱くと
ひとつになれた気がしたわ
あたしのスピーナ
眠れない夜も 何も言わず ただ側にいてくれた
あたしのスピーナ
その目にあたしが映るたび想う ちいさな二人の部屋
裸のあなたを見て ママが言ったわ
“お洋服なくしちゃったの? じゃあ 作ってもらいましょう”
親戚のおばさんがあなたの服を それはたくさん作ってくれたわ
“でも全部 捨てちゃった”
どうしてとママは怒るけど
じゃあママ どうしてわからないの? そのままの美しさを…
あなたのことは あたしが
一番よくわかってるのよ
守るように抱いた時
あなたの声が聴こえた気がしたわ
あたしのスピーナ
声にならない声が響くのは 幼い子宮に
あたしのスピーナ
その鼻に耳に キスをしたら いいこね 瞼を閉じて
あたしのスピーナ
あたしが死ぬ時は あの部屋を思い出してね
あたしのスピーナ
そして新しい 淋しがりの誰かを幸せにしてあげて


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